全面物理強化ガラス 取り扱い上のご注意

【全面物理強化ガラスについて】

ソーダガラスを熱強化処理にて全面に熱強化、衝撃強化したガラスです。 普通のガラス製品に比べ約2.5倍の衝撃強度を持っております。 また、通常ガラスの耐熱温度差が約60℃であるのに対し、全面物理強化ガラスは約120℃の温度差に耐えることができます。

【お取扱いの注意点】

■電子レンジ使用後や熱湯を注いだ場合、本体全体も熱くなっております。やけどにお気をつけください。

■電子レンジでの使用方法について、製品（容器）の中に何も入っていない状態での使用は絶対に避けてください。

■加熱した全面物理強化ガラスに急に冷水を入れたり、濡らした布などの上や冷えた作業台なども含めた、台の上に置いたりしないでください。

■熱湯は約100℃まで使用可能となります。フリーザについては約マイナス20℃まで使用可能ですが、高温に熱した状態で急速に冷やすことは避けてください。

■一部、取外し可能な金属製の取っ手などがある場合は、必ず取り外してから電子レンジや食器洗浄機でご使用ください。

■ひび割れ、欠け割れ（口部は特に）をした製品の使用は避けてください。

■ガラスの修復をしての使用や、二次加工（プリントや色付けなど）は避けてください。全面物理強化としての特性を失います。

■ガラス同士、あるいは硬いものとぶつからないように扱って下さい。

■ナイフやフォークやスプーン等をグラスの中に入れたり、ガラスを傷つける可能性がある鋭角製品の保管用に使用しないでください。

■オーブン・直火・ホットプレート・電熱器のご使用は、絶対に避けてください。

■食器洗浄機をご使用の場合:食器洗浄機のメーカー取扱説明書をご確認の上でのご使用をお願いします。ガラス同士や他の製品とぶつからないように充分ご注意ください。また、洗浄完了後すぐには使用せず、温度が降下した後にご使用ください。やけどをする恐れがあります。

■手洗いの場合：ガラス製品は中性洗剤などで洗ってください。その際、ガラスを傷つける恐れのある研磨剤入りのスポンジ、金属たわし、クレンザー等の特殊洗剤は使用しないでください。大きめのガラスの場合は柄つきスポンジのご使用をおすすめします。また、濡れた手で扱いますと滑りやすくなります。ご注意ください。

■万が一、破損した場合は、全面物理強化ガラスの特性として小さなブロック状に砕けます。普通のガラスに比べ鋭利な断片になりにくいので、人を傷つけることが少ないのですが、小さなブロック状の破片が激しく飛散する特性がございます。取り扱いには充分ご注意してご使用していただけますようお願いいたします。また、破片を処理する際には鋭利な断片にならず安全になっておりますが、ガラスですので素手で拾って集めたりせず、掃除用具等で処理してください。